長時間座って仕事をしている方の中には足のむくみに悩まされているという方も多いのではないでしょうか。
仕事に限らず、旅行中の飛行機や夜行バスなどの長距離バス、長時間車や電車で移動したときに足のむくみを感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
飛行機の中で足のむくみというと、エコノミー症候群を思い浮かべる方もいるでしょう。
実際に、足のむくみとエコノミー症候群というのは大きく関係してきます。
ここでは、むくみとエコノミー症候群についてお話していきましょう。
エコノミー症候群とは
エコノミー症候群というのは、エコノミークラスに乗っていた方が現地に到着後、具合が悪くなり・・・ということでも知られています。
そのため、エコノミークラスや飛行機といった限られた場所で起こるものと思っている方もいるのですが、エコノミークラス以外でも起こりますし、飛行機以外の場所でも起こるものです。
電車の中でも起こりますし、場合によっては自宅でも起こる可能性のあるものなのです。
そもそもエコノミー症候群というのは、長時間同じ姿勢でいることによって足の静脈の血液が流れにくくなり、静脈の中に血栓と呼ばれる血の塊ができてしまうというものです。
ずっと座っていると立ち上がったときに血液が勢いよく流れます。
このときにできた血栓が一緒に流れてしまい、血管を詰まらせて問題を起こすのです。
エコノミー症候群の原因は?
エコノミー症候群の原因は、座りっぱなしによる足の運動不足と空気の乾燥だといわれています。
足の運動不足で血流が悪くなってしまうのはもうお分かりでしょう。
血流が悪くなることによって血栓ができやすくなります。
また、空気の乾燥によって体から水分が奪われていくことになります。
水分補給をすることなく、水分が奪われたままになると血液がドロドロになります。
これによってさらに血栓ができやすくなってしまうのです。
エコノミー症候群の対策もむくみ対策と同じ
エコノミー症候群と足のむくみの対策は同じです。状況にもよりますが、足のむくみを放置しているとエコノミー症候群になってしまうこともありますので、やはり早い段階で対策をしていきたいものですね。
こまめに水分補給
こまめに水分補給をして、血液がドロドロにならないように気をつけましょう。アルコールやコーヒーといった利尿作用のある飲み物はできるだけ避けたほうがいいでしょう。
こまめに足を動かす
とにかくこまめに足を動かすことです。かかとを上げ下げするだけでもいいので、足を動かすようにしましょう。ついつい癖で足を組んでしまうという方もいるかもしれませんが、足を組むことによって結構が悪くなってしまいますのでこれも避けておきたいものです。
着るものはゆったりとしたものを選ぶ
体を締め付けるようなタイプの服は、それだけで血行を悪くしてしまいます。長時間座りっぱなしになっていることがわかっているのであれば、体を締め付けることのないゆったりとした服を着ておきましょう。
このようにエコノミー症候群と足のむくみというのは深い関係があるのです。
足のむくみを改善させることによって、エコノミー症候群を防ぐこともできるでしょう。
飛行機や夜行バス、電車や車に長時間乗る方はもちろん、仕事で長時間座りっぱなしになるという方も気をつけていきましょう。
エコノミー症候群の場合には、空気の乾燥というのも関係してきます。
室内も屋外も乾燥しやすい冬などの季節には特に気をつけていきたいものですね。
足を動かすことと水分補給は、特に重要なポイントです。忘れないようにしましょう。