足のむくみと頻尿、どちらも女性に多い症状です。
デスクワークで足がむくんでしまうこともあるでしょうし、頻尿に関してはホルモンバランスなどが関係していることもあります。
それぞれまったく別ものの症状に見えるのですが、実は足のむくみから頻尿が起こっていることもあるのです。つまり、足のむくみが頻尿の原因になっているということです。
足のむくみによって夜間の頻尿が起こる
明るいうちの頻尿はホルモンバランスの関係や単純に水分の取りすぎということもあるかもしれません。
しかしながら、夜間の頻尿で悩んでいる方の場合には足のむくみが原因となっている可能性が高いのです。
一見関係ないように見えるのですが、どちらにも共通しているのが水分になります。
足のむくみというのは、長時間同じ姿勢でいることや重力の影響で体の水分が下半身にたまってしまっている状態です。
下半身に水分がたまっている状態で帰宅し、そのまま寝ることになる方も多いでしょう。
寝るときには当然、横になります。横になることによって、下半身にたまっていた水分が上半身に移動してくることになります。
下半身のむくみが解消されていいのではないかと思う方もいるでしょうが、下半身から上半身へ移動してきた水分というのは余分なものと見なされ、尿として排出されることになるのです。
つまり、下半身のむくみをそのままにして寝てしまうと、その分、夜間の頻尿につながるということなのです。
寝るまでに足のむくみを取る
このように足のむくみを放置したまま、寝てしまうと夜間の頻尿につながることもあります。
これを防ぐためには、やはり寝るまでに足のむくみを取るということが重要になってきます。
夜間の頻尿も困りますが、基本的に足のむくみというのは放置していても体によい影響はありません。
気づいたときに解消するように心がけていきたいものです。
では、寝る前にできる足のむくみ解消法をご紹介していきましょう。
寝る前に足を上げる
簡単なのは、寝る前に足を上にあげることです。
そのまま寝てしまうのがいけないのですから、寝る前に足にたまった水分を一旦移動させておきましょう。
枕やクッションを足の下においたり、足痩せダイエットがてら空中で足をキープするようなエクササイズをしたりしてもいいでしょう。
できれば、20分から30分は時間を確保しておきたいものです。
ストレッチをする
足のむくみを解消するストレッチをおこなっていきましょう。
簡単なものでいいので、ゆっくりと時間をかけていきたいものです。
ふくらはぎの動きを意識して、足首を動かすようなストレッチもいいでしょう。
足裏のツボを刺激する
足裏のツボを刺激していきましょう。
手で足裏を揉み込むのもいいですが、面倒な方は青竹踏みでもいいでしょう。
足裏を刺激するグッズというのはいろいろありますので、自分が楽しみながらできるものをひとつでも持っておくといいかもしれません。
家にゴルフボールなどがある場合には、座った状態で足裏で転がすといったことも効果的です。
もちろん、頻尿というのはすべてが足のむくみに関係しているわけではありません。
しかしながら、足のむくみと頻尿の両方で悩んでいる方は多いですし、実際に足のむくみを解消させることによって頻尿に改善が見られたという方も多いのです。
症状が重い場合には、やはり病院に行くべきですが、そこまでではないという方であれば、まずはむくみの解消から始めてみてはいかがでしょうか。
夜しっかり寝られるようになるかもしれませんよ。