美容と健康を意識して生活している人でもむくみとセルライトには悩まされるのではないでしょうか。むくみとセルライト、どちらもいやなものですよね。ここでは、むくみとセルライトについて、そしてむくみとセルライトの関係性についてお話していきたいと思います。
むくみについて
日常的にむくみを感じる人も多いでしょう。朝は顔がむくんでいますし、夕方になれば足がむくんでいます。何をするわけでもなく、普通に生活をしているだけでもむくんでしまうものです。
このむくみ、医学的には浮腫と呼ばれるものになります。むくみがどのような状態であるかというと、血液中の水分が血管やリンパ管の外に染み出している状態です。
染み出した水分が皮膚の下にたまっている状態をむくみというのです。
つまり、顔や手足がむくんでいるということは、顔や手足の皮膚の下に水分がたまっている状態であるということなのです。
むくみは慢性化しやすい上に、細胞が養分を取り入れたり、老廃物を排出したりするのがうまくいかなくなってしまいます。そのため、さらにむくみが悪化してしまうというのもよくあることなのです。
セルライトについて
太ももや二の腕につきやすいセルライトですが、セルライトとはいったい何なのでしょうか。
セルライトというのは、皮下脂肪組織が脂肪や水分、老廃物をためこみながら肥大化し、それがコラーゲン線維と絡みあってかたまった状態のことを指します。
つまり、ただの脂肪のかたまりというわけではないのです。
セルライト=ただの脂肪のかたまりと考えている人が多く、セルライトは太っている人にできるものと考えている人もまた多いのですが、セルライトは痩せている人にも存在するものです。
むくみがセルライトの原因に
むくみとセルライトはまったく別ものではあるのですが、このふたつには関係性があります。
というのも、むくみがセルライトの原因になっているといわれているのです。
セルライトの原因というと、肥満と答える人が多いのではないでしょうか。実際にそう思っている人が多いからこそ、セルライト=ただの脂肪のかたまりと考える人も多いのでしょう。
では、なぜむくみがセルライトの原因になるのでしょうか。
まず、むくみが起こるとリンパ管や毛細血管が圧迫されることになります。このリンパ管や毛細血管への圧迫がセルライトにつながるといわれているのです。
リンパ管や毛細血管が圧迫されると本来排出されるべき余分な水分や老廃物がたまってしまうのです。
これが酸素や栄養分の運搬の邪魔になってしまい、代謝が悪くなってしまいます。代謝が悪くなることによって、脂肪細胞の燃焼も妨げられることになります。
燃焼されない脂肪細胞の周りには老廃物や水分がこびりつき、そこから今度はコラーゲン線維が絡みつくようになります。
このようにして、セルライトができ、そのセルライトがどんどん進行していくのです。
むくみを改善すればセルライトの進行を防ぐ
もちろん、セルライトの原因がむくみだけということはありません。他にもいろいろな原因があって、セルライトができるのです。しかしながら、むくみを改善することによってセルライトの進行を防ぐことはできるでしょう。
むくみもセルライトもどちらもできれば無縁でいたいものです。だからこそ、まずはむくみの改善を考えていくようにしましょう。
むくみの改善のためにできることはたくさんあります。体を温めること、ゆったりとした服を着ること、体を積極的に動かすこと・・・ちょっとした工夫がむくみの改善につながりますので、セルライトの進行を防ぐためにも今からでもできるむくみ対策を考えていくようにしましょう。