テレビ番組の罰ゲームなどで足ツボマッサージがよく登場し、痛がっている様子が流れますが、実際に足にはたくさんのツボが存在しています。
こういった足のツボを刺激することによって、血液がスムーズに流れるようになります。
足にあるたくさんのツボの中でも足のむくみの予防や足のむくみの解消に効果が期待できるツボをピックアップしました。
ツボ押しはいつでもどこでも簡単に行えるので、自宅でテレビを見ながら、仕事の合間などに行って足のむくみ解消に役立てましょう。
湧泉(ゆうせん)
湧泉(ゆうせん)は、足のむくみに効果のあるツボなのですが、他にも期待できる効果あがります。
一日中の立ち仕事や長時間の歩行による疲れ、筋肉疲労などにも効果が期待できるのです。
湧泉は、足の裏、中指の下あたりに位置します。
身体の冷えや生理痛がひどい人にもおすすめのツボです。
手の親指で少し強めに数秒押して数秒離すという動作を繰り返しながら刺激してみましょう。
足心(そくしん)
足心(そくしん)は、足の裏の中央に位置するツボです。
このツボは、腎臓の機能を活発にする効果が期待できます。
腎臓というのは、足のむくみに限らず体のむくみに大きく関係している器官になります。
腎臓は体内の余分なものを濾過する役目を果たす臓器になりますので、腎臓の働きが活発になることによって、足のむくみの解消にもつながるのです。
足心は、痛いと感じるくらい、強めに刺激することがポイントです。
水泉(すいせん)
水泉(すいせん)は、足の内側のくるぶしの斜め後ろに位置するツボです。
このツボは、ずばり体内の水分代謝を助ける働きをします。
水分代謝が活発になることによって、むくみが解消されるのです。
また、ホルモンバランスを整える効果も期待できますので、生理中の諸症状のひとつである足のむくみでお悩みの人にもおすすめのツボです。
委中(いちゅう)
委中(いちゅう)は、ひざ裏の中央に位置するツボです。
委中は、足のむくみを取る効果があります。
他にも腰や背中、肩、頭などの痛みにも効果があるといわれています。
息を吐きながら押し、息を吸いながらゆっくりと手を離すという動作を繰り返しましょう。
三陰交(さんいんこう)
三陰交(さんいんこう)は内くるぶしの上から、指3本分ほど上がった骨の後ろのへりにあります。
昔から心身ともに丈夫にするツボとして使われている上に、胃腸のトラブルや冷え、むくみに効くといわれています。
手軽にできるツボ押しですが、体の状態によっては悪影響となってしまうこともあります。
自分の体の状態を十分に理解した上で行っていきましょう。
食事の直後や妊娠中、発熱時など体調がよくないときには、ツボ押しを控えるようにしておきましょう。
また、お子さんやお年寄りには刺激が強すぎることがあります。
さらに、アルコールが入っているときや足に捻挫や骨折などの怪我がある場合にも、足ツボは控えておきましょう。
いろいろなツボを知って、ツボ押しを実践していくのは非常によいことですが、足ツボは自分の体と相談しながら注意して行いましょう。
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